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Technics SL-1600MK2 修理レポート [ターンテーブル]

 

以前からずっと欲しかったテクニクスのレコードプレーヤー、SL-1600Mk2。

1979年製。もう30年も前のヴィンテージです。詳細な仕様などはこちらを。

http://audio-heritage.jp/TECHNICS/player/sl-1600mkii.html

DJ用などでベストセラーのSL-1200mk2~シリーズにフルオート機能を付けた、といった感じの製品です。

やっと入手出来たのですが、軽い故障があったので修理。

同様の故障でお悩みの方が結構いらっしゃるようなので参考になれば、と思いまして。

SL-1600mk修理レポ (46)_R.jpg

※この写真は修理後です。最初の状態(ボロボロでメチャ汚なかった!)を撮り忘れたので。^^;

 

 

症状は・・・

①電源は入るがターンテーブルが回らない。

②マニュアル演奏も出来ない。

③スタートボタンを押してもアームやアームリフターがまったく反応しない。

④アームリフターレバーを動かしてもリフターが作動しない(上がったまま)。

⑤キューイングボタンを押してもリフターが上下しない。

⑥リピートボタンを押してもランプが点灯しない。

と、まぁ完全ジャンクです。大抵の場合、ここで途方にくれてしまう訳です。

でもご心配なく!良くある故障です。③と④と⑤に注目してください!!

この機種は、アーム左右の動作や上げ下げをターンテーブルとは別の、専用のモーターで行っています。アームには光学式のセンサーが装備されており、ターンテーブルの回転抑制(安全装置のようなもの)やリピート演奏指令など、さまざまな機能を兼任しています。またリフターの位置によっても回転抑制が働きます。

モーターの動きはベルトとプーリーにより伝達されますが、このベルトが経年変化で伸びてスリップしたり、切れたりする故障の多いこと多いこと!ここがダメになるとすべての機能が使えなくなります。もちろんターンテーブルも回りません。マニュアル演奏も出来ません。

ごくたまにアームリフターを使わない手動のマニュアル演奏だけ出来る個体がありますが、それはたまたま運良く歯車が丁度良い位置に来たところでベルトが切れたりスリップしているからです。

中の様子をを見てみましょう。とりあえず裏返します。

見えにくいと思いますが、横に赤い目印が付けてあるネジは外してはいけません。ここはフローティングサスペンションの動きを制限するための柱(つっかえ棒のようなもの。輸送中のサスペンションのロック兼用。ロック解除はターンテーブルを外したところにある青いネジを4本はずす。)を固定するネジです。ここを外すと柱が外れて内部に落下します。僕も含め、オーディオマニアは分解の際、底板のネジを一気に全部外す傾向にありますが(笑)、ここを外すと復元に苦労します。右上の足の下、銀色の四角い穴あき板の上下にあるネジは単にトランスのカバーを底板に取り付けているネジです。

これら赤い目印のネジを外さなくとも底板は開きます。

ちなみに、製品に元々赤い目印は付けられていません。これは僕が付けました。

SL-1600mk修理レポ (19)_R.jpg

 

中はこんな感じ。フレームは鋳物です。これだけの金型を、今作ったらコストは膨大ですよ!

良い時代の製品なんですね。

SL-1600mk修理レポ (3)_R.jpg

左上部分がアーム動作などの機構です。


 

 

余談ですが・・・

上の写真、右上に電源トランスが見えます。その下にヒューズの載った基盤が見えます。電源が入らない場合はここやトランスとの間のパワートランジスタを疑ってください。けっこう確立高いです。

SL-1600mk修理レポ (11)_R.jpg


 

 

さて、左上のアーム動作部分です。

SL-1600mk修理レポ (8)_R.jpg

ここは先述のようにホント色んな事をしています。さしづめ司令塔といったところでしょうか。

 

モーター部分のアップ。

SL-1600mk修理レポ (6)_R.jpg

ビンゴ!!

ベルトが跡形も無く消えてますね。テンションのかかった状態で切れるので、劣化していることも重なりほとんどの場合内部のあちこちにバラバラになり散らばっています。ピンセットなどで根気良く拾い集めましょう。

ここにベルトをかければ良いのですが、切れちゃってるのでサイズ分からないですよね。WEB上で、プーリーの大きさや軸間の距離などを精密に測ってベルトの長さをCADで計算しました、などというスゴイお方も見かけます。でもね、ベルトって長さじゃなくて輪の直径で販売されている事がほとんどなんです。直径は円周率で割れば良いので長さを測るのは重要だとは思いますが。ただ長さが分かったとしても、どれ位のテンションで張るのが仕様なのかは分からないですよね。

これは僕の経験からなのですが、フルオートレコードプレーヤーのこの部分は、軸間の距離と同じ直径のベルトが良いようです。過去に色々なメーカーの同じような部分を修理しましたが、全てゆるからずキツからずジャストフィットでした。当機の場合は軸間35mmですので直径35mmのベルトがピッタリのはずです。ちなみにこの時期のフルオートレコードプレーヤー、軸間35mmを採用しているものが何故か各社申し合わせでもしたように多いです。


 

またまた余談ですが、同時期に作られ、現在サブ機として愛用中のVICTOR QL-Y44F

SL-1600mk修理レポ (51)_R.jpg

これも同じような仕組みで、軸間は35mm。なのでベルトは直径35mmがぴったり。

SL-1600mk修理レポ (39)_R.jpg

このQL-Y44Fですが、ものすごく洗練されたフルオートプレーヤーです。とびきりお洒落なデザイン。サイズも小ぶりで置き場所を選ばないし。使ってみれば分かる操作性の良さ。アームの左右はリニアモーター駆動!沢山売れた機種なので、オークションでもよく見かけます。ご興味のある方はお使いになって見てはいがか?d(・・〃)  

ちなみにこの機種もベルトが切れるとすべての機能が使えなくなります。でも基本的にしっかりした造りですので、故障ジャンク品でも、ここを直せばほとんどの個体が生き返ります。


 

閑話休題。パーツを探しに行きましょう!

 

やってきました秋葉原は千石電商。

SL-1600mk修理レポ (12)_R.jpg

 

3号店1階にあるベルトのコーナー。

直径・幅・太さ・・・ほとんどの代用品がここで入手可です。

SL-1600mk修理レポ (14)_R.jpg

 

今回は、直径35mmで太さ1.6mmのものを購入。1本150円なり。

予備にもう1本、それから念のため一段細いのも買いました。

SL-1600mk修理レポ (15)_R.jpg

 

さっそく装着。やはり直径35mm、太さ1.6mmがピッタリでした。

SL-1600mk修理レポ (16)_R.jpg

 

 

さて、電源を入れ、スタートボタンを押してみましょう!

SL-1600mk修理レポ (21)_R.jpg

回った~!動いた~!ヾ(≧▽≦)ノ

クォーツロックもバッチリ。

ちょっとシャッタースピードが速すぎましたね。全部止まって見えちゃってます。σ(^_^;)

SL-1600mk修理レポ (22)_R.jpg

 

リピートも作動するようになりました。

SL-1600mk修理レポ (34)_R.jpg

 

 

今回、特筆すべきは付属していたカートリッジ。

SL-1600mk修理レポ (26)_R.jpg

名機、EPC-100CMK4 です。当時7万円だか8万円したんですよ、これ。

すごい音ですよ。言い古された表現ですが・・・レコードってこんな音も入ってたの?というような情報量の多さに愕然とします。ただMM型ながら出力が小さいので、SN比の良いアンプと組み合わせないと本領は発揮できないでしょうね。我が家の場合はぎりぎりOKですが。

MC型のオルトフォンと好対照に向こうを張ってる感じです。個人的にはMM型で、こんなに広大な音場で、歪み感が無くて、音の粒立ちがリアルなのは初めてだなぁ。

 

 

フルオートプレーヤーでアームの高さ調整が出来る機種はなかなか無いですよね~。

SL-1600mk修理レポ (27)_R.jpg

 

アクリルカバーも磨いて十分な透明度になりました。

SL-1600mk修理レポ (32)_R.jpg

 

アクリルカバー磨きの愛用アイテム。

SL-1600mk修理レポ (45)_R.jpg

アクリルサンデーは定番ですが、アクリルも製品によってそれぞれ硬さが違います。ホームセンターなどで売っているアクリル板は硬いのでこれでも良いのですが、オーディオ製品の場合、射出成型が多いので結構柔らかいんです。アクリルサンデーだと磨き傷が付く場合があるんですよね。なので、細かいキズをこれで取り、さらに写真にあるハセガワケミカルのセラミックコンパウンドで磨き、その後同社のコーティングポリマーで仕上げるとピカピカのツルツルになります。

あ、それから布で磨くのはやめましょう。写真の「シルコット」が最適です。ドラッグストアやホームセンターなどで購入できます。毛羽立ちが皆無で、布由来の磨き傷も付きません。そして何より安価です。セールなどで2箱200円前後で買えるので惜しげなく使えます。

 

こんな感じの透明度&ツヤに仕上がります。まるでガラス窓みたいでしょ?^^

SL-1600mk修理レポ (37)_R.jpg

 

 

そんな訳で、この様な組み合わせでしばらく楽しんで見ようと思います。

SL-1600mk2&LP12_R.jpg

 

 

以上、お粗末ながらご参考になれば。

 

 

最後までありがとうございました。m( __ __ )m


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コメント 41

こうちゃん

おげんきそうで、
一時はダイレクトドライブが主流でしたが
振動を考えるとやはり、ベルトですよね。
by こうちゃん (2010-09-14 10:15) 

多夢

アルミダイキャスト製の結構重いターンテーブルでしたよねぇ。
私はSL‐1600(mkⅡでない)を使っていました。
アクリルカバーはレコードスプレーに侵されて真っ白になっていたおぼえが(>_<)



by 多夢 (2010-09-14 10:50) 

めもてる

久しぶりに修理作業拝見しました。流石ですねー、アクリル磨きもそんなにという感じです。で今プレイヤーは何台お持ち何でしょうかね。
by めもてる (2010-09-14 11:49) 

たいへー

お見事!!
ジャンクを復活させた時の喜びは、一入なのでしょうね。
そのアーム自体で針の位置を変えられるのですね。
いいなぁ~それ。
by たいへー (2010-09-14 12:39) 

アッキー

あ!千石行かなきゃw
by アッキー (2010-09-14 13:26) 

Chris

すっげー勉強になりました・・・。
by Chris (2010-09-14 13:37) 

okko

晴天の霹靂、エルモブログ復活。
(プレイヤーね~、最近は埃をかぶっています。)
手間隙かけて成功。達成感の醍醐味はなんともいえません。
by okko (2010-09-14 14:31) 

k

いつも鮮やかですね。
 ところで、LINNに組み込まれたハーキュリーズの状態はどうですか?
by k (2010-09-14 17:40) 

garrard

さすがです!
by garrard (2010-09-14 20:22) 

きまじめさん

ボロボロでメチャ汚なかったという物が、こんなに綺麗になるなんてさすがです。
それも外観だけでなく、中身も直っているのですからすごいですね。
by きまじめさん (2010-09-14 21:35) 

ベアトラック

ずっと使っているレコードプレイヤーがそろそろ寿命に近づいているので、いいプレイヤーが欲しいところです。
千石電商、いい情報ありがとうございます。
17日(金)に東京出張で、久し振りに秋葉原で一泊するので寄ってみます。
by ベアトラック (2010-09-14 21:43) 

エルモ

☆こうちゃん!
そうですね。加工精度の良い軸受けとプラッター、これをベルトで駆動したときの静寂はなんとも言えず素晴らしいですよね!^^

☆多夢さま
ありましたねぇ、SL1600!フルオートでレバーがいくつも付いてるやつ!^^

☆めもてる様
現在6台です。ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆

☆たいへ~どの!
あ、これアームでなくてヘッドシェルのスライド機構です。
たしか以前発売されていたテクニカの短いシェルにも同じ機能があったような記憶が。ぜひ復活させたい機能ですよね。

☆アッキー様
え?巣鴨の千石ラーメンですか?・・・d( ̄∇ ̄*)☆\(--こら

☆Chris様
いえいえ、こちらこそご指導ご鞭撻を!m( __ __ )m

☆okko様
霹靂って・・・・・(^▽^;)
更新注意報でも出しましょうかね。
ついでに避難勧告も・・・・・ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆

☆k様
どうって事ない内容ですみません。
で・・・ハーキュリーズは快調です。
どこかでお会いしたような気もしますが、気のせいでしょうね。

☆garrard様
さすがなんてとんでもないです。なんだか恥ずかしいな。σ(^_^;)
この機種、電源は入るけど動かない、という時点で諦めちゃう方が多いみたいで。なんだかもったいないと思い記事にしてみました。
by エルモ (2010-09-14 21:45) 

エルモ

☆きまじめ様
そうなんです。前の所有者は喫煙者(ヘビースモーカー)で、ヤニでまっ茶色でした。でもそれなりに大事に扱われていたみたいで、大きなキズもなく、なかなか良い買い物でした。汚れたものはキレイにすれば良いわけで!^^

☆ベアトラック様
フルオートプレーヤーって何だか好きなんですよね。
海外製品ではガラードのオートチェンジャーやデュアルやBSRなどが有名ですが、デザインはともかく、動作に関しては日本製が一番洗練されている気がしますです。
by エルモ (2010-09-14 21:52) 

ハギマシコ

巧い!!  ナイスです・・・さすがエルモ様。

by ハギマシコ (2010-09-15 00:27) 

春分

お元気そうで何よりです。
内容はまあ、そうかー、というくらいで。
by 春分 (2010-09-15 05:47) 

horigon

おはようございます。
昔の品物はさすがに重厚感が違いますね。

それにしてもさすが師匠・・・というか、無知と言うことは怖いことです。
極端に言えば、興味とある程度の知識があれば、わずか150円で
リッチに音楽が楽しめるんですから・・・。いつもながらに凄いっす。
by horigon (2010-09-15 06:39) 

エルモ

☆ハギマシコ様
いえいえ、下手の横好きってやつで・・・(^▽^;)

☆春分様
ええ、元気は元気なんですけどね・・・
何だか最近忙しくなっちゃって。
要領が悪いってぇのはダメねすねぇ・・・

☆horigon先生
おはようございます。会社からレスです(あっ ^^;)
でも今迄けっこう無駄遣いしましたよぉ~。
通算では直すよりも壊しちゃった方が多かったりします。(≧▽≦)

by エルモ (2010-09-15 09:34) 

Mike

エルモさんの器用さには、まったく脱帽ですね。
僕は、マイクロのBL-91というベルトドライブのプレーヤーを
ストレート&S字のアームを交換して使っていました。
でも、一方DDのテクニクスにも興味があり、懐かしいものを見せて
いただきました。LPレコードには、再生機がよければ、とんでもない情報が
入っていますね。それが、また聴きたくてプレーヤーが欲しいな、と思って
いましたが、SL-1200あたりなら中古市場にたくさん出ているから、
こうやって不動品を復活させるのは絶対ありですね。
僕も、ジャンク品を探してみようかと、やる気になったりしています。
ところで、下のCDはマランツのCD-95でしょうか?
実は、自分はCD-94リミテッドを持っていて、トレイが出てこなくなって
しばらく使っていない状態です。これもやっぱり、ベルトでしょうか?
カセットデッキでも、使えなくなった理由がベルトだったような。
エルモさんのCDは、トレイの出ないトラブルはありませんか?
by Mike (2010-09-15 21:06) 

エルモ

☆Mike様
BL-91ですか!当時欲しかったなぁ。買えなかったなぁ・・・(T-T)
いい物をお使いでしたねぇ。うらやましいです。
LPレコードの情報量はホントすごいと思います。例えばBEATLESの当時の英国盤など、(僕は特にBEATLESマニアでは無いのですが)CDがまるで霞んでしまうようなスゴイ音ですよね。もう既に初版から40年以上経過していますのでマスターテープの劣化もあるでしょうから、最近発売されたリマスターの音はどのような仕上がりになっているかはちょっと興味があります。
ところで・・・写真のCDプレーヤーは、恥ずかしながらCD94や95みたいに良いものではないです。フィリップスブランドのLHH300です。某雑誌の売ります買いますコーナーで故障品を¥3000でゲットしたもので、修理しながらかれこれ15年近く使っています。いままでのトラブルはおっしゃる様にほとんどトレイ関連ですね。原因はベルトでした。CDが出てこなかったり読み込みがうまくいかなくなったり。それからクランパーの、ディスクに乗っかるクルクル回る部分の爪が欠けたので交換(この部品は現在マランツには無いそうです)。あとは・・・キズだらけだったフロントパネルの交換も。なので見た目はホントきれいです。ベルトは最近オークションでもよく見かけますよね。

by エルモ (2010-09-15 21:43) 

雅

お久しぶりですー。
鋳物のフレームですか。
昔はそういうところにちゃんと金かけてたんですねー。

by (2010-09-15 22:09) 

エルモ

☆雅様へ
今はそういった重厚長大なものが流行らないんでしょうかね。
なんだか寂しいな、と思いますです。
鋳物といえば、昔のオープンリールなども鋳物のガッチリしたフレームでした。アメリカのアンペックスあたりの影響なんでしょうか。いずれにしても回転系の機器はブレ無く作らないとそのまま音に影響しますよね。もっとも最近はメモリー全盛ですから、回転系のオーディオは今後ドンドン減る傾向にあるのかな、などと思いますです、ハイ。
by エルモ (2010-09-16 22:05) 

浜崎あユーミン

私もココで、レコードプレイヤーに合うベルトを購入し、
無事稼動するようになりました!
ここは、重要なお店ですよね~!
by 浜崎あユーミン (2010-09-20 13:35) 

エルモ

☆浜崎あユーミン様
そうそう、ここは重要ですよね。
アキバで他にもベルトを売ってる店はありますが、クソ高くてこんなに種類がないですよね。ベルトの薀蓄をたれるオヤジがいる最悪な店もあったりして。そこで一回マジで喧嘩しちゃいました。こないだ行ったら潰れちゃったみたいでシャッター閉まってて・・・
ざまぁ見やがれ!って・・・ちょっと違いますね。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
by エルモ (2010-09-20 19:00) 

moonrabbit

知っているからこそお得感が分かる・・・知らない人にはただのゴミなんですよね~。
アキバに行くとき秋月が閉まっている確率が何故か高いです。
なのでどうしても千石で他の物を買う確率が増えて・・。(><)
あのあたりの近くでもメイドさん増えましたよねぇ。
by moonrabbit (2010-09-27 01:07) 

エルモ

☆らび師匠どの
本当にメイドさん増えましたよねぇ・・・
千石はマルツと何か似ているような気がします。一般的な部品は売ってるけど、コアなものは無いというか・・・まぁマルツ同様、価格は良心的だと思います。秋月は大昔に松下通信工業の真空管式バルボル2台と真空管式低周波治療器、じゃなく発振機をジャンクで買った思い出があります。それぞれ1000円でした。^^
ところでSL1600mk2、実に快適な使い心地。癖になります、ハイ。^^
by エルモ (2010-09-27 05:36) 

R26B

 初めまして、R26Bと申します。テクニクスのSL1600mk2の修理に
ついて検索していましたらたどりつきました。
 私も電源だけ入る状態のジャンク品を安く購入し、主様の記事を拝見してベルト交換を実施しましたが、私の機体は重症のようで、テーブルは回転するようになりましたが、アームをレコードに降ろすとテーブルが停止してアームが待機位置に戻ってしまう状態でした。
 詳しく調べていくと、アーム位置検出用の光センサー総てが異常な測定値を示していたため、交換が必要になりました。同じ型番の部品が入手不可なため、回路を現在の赤外線センサー用に改造して修理完了できました。ここまで苦労するとは思っても見なかったため、正常動作したときは、感動ものでした。
 随分前の記事にコメントしてしまいましたが、長文ですみませんでした。
あと、私も車イジリ好きです(RE車)(整備士)。
 これからまたちょこちょこ、お邪魔させて頂きますのでよろしくおねがいします。
 

by R26B (2014-11-23 15:44) 

まめぞう

R26Bさま
はじめまして!コメントありがとうございます!^^
お話を伺うところでは、相当の腕前とお見受けいたしました。
さすがですね!改造までしてしまうとは!
当方この機種に関しましては目下リピート時の演奏開始位置がズレるのが悩みでございます。やはりフォトセンサーがダメなんでしょうか。情報がありますればよろしくお願いします。
by まめぞう (2014-11-23 20:26) 

R26B

早速のお返事ありがとうございます。m(,,)m
フォトセンサーは経年劣化で徐々に弱るらしいのでこの手の
センサーを使用した機種では既にロスタイムに入っているような
もので、いつ故障してもおかしくないようです。
おそらく、3つあるセンサーのモーター取付け側から3つ目の
センサーが機能してないようですので、交換が必要かもしれません。
後で解ったのですが、オムロンのSX1128とゆう型番のセンサーなら
そのまま交換できます。ただ、はんだ付け温度260度以下とゆう制約が
ありますので、迅速に作業しなければ、使用前に熱破損します。
 また、このセンサー系は制御マイコンに直結されてますので、通電前に
入念なチェックをお勧めします、経年から3個とも交換したほうが、この先
長く使用できるかもです。では、ご武運を。
by R26B (2014-11-24 12:41) 

まめぞう

R26Bさま
早速の情報ありがとうございます!^^
by まめぞう (2014-11-24 18:27) 

R26B

まめぞう様
 また来てしまいました。
リピートの不具合は解消できましたでしょうか?
 私は同じテクニクスのSL-1300mk2を入手出来まして
現在格闘中です。庭先に放置されていたのか、内部に
砂、や水の浸入した跡が有りアルミダイキャストの本体も
塗装が浮いていたので再塗装など、中々楽しませてもらえる
個体ですがアームがリフト出来ないなどの定番の故障も
破損していた樹脂部品をジュラルミン削り出しで再製作して
動作確認も快調でしたので、あとは総組立てすれば良いだけ
の現在まで1カ月ほど掛かりました。では、またお邪魔させて
いただきます。
by R26B (2014-12-27 11:20) 

まめぞう

☆R26Bさま
すみません、せっかく情報をいただきましたが年末で忙しくていまだ修理出来ておりません。年明けにと思っていますが、現在この機種はメインではないので、いつかはやろうと長期放置されそうな予感が致します。(^▽^;)
by まめぞう (2014-12-28 15:55) 

shirousagi

Technics SL-1600MK2 修理レポート拝見いたしました。
<③スタートボタンを押してもアームやアームリフターがまったく反応しない>と云う状態になってしまい、テクニクスのサービスSSが何処にあり、修理の対応が可能なのか?と検索していましたらたどりつきました。
SL-1200MK3をオークションでと思い探していて、フルオートプレーヤーでない事に気付きました。
千石電商で直径35mm、太さ1.6mmのパーツを買って、トライしてみようと思います。

by shirousagi (2015-01-11 13:08) 

 shirousagi

まめぞう様
底板のビスを指示された写真を参考にして外すとベルトが無く、一ヶ所切れた状態で見つかりました。
5年振りの秋葉原は様変わりしていて、嘗てのメインストリーをMAP片手に辿り着き、目的のコーナーを発見!
Φ35mm/1.6Tと表示されたタグのフックからベルトを予備を含め2本とり、店員さんに「1.6T」とありますが太さ1.6mmと云う事で良いのでしょうか?
片道¥360の交通費の方がよぽど高い¥155のベルトをプーリーに装着。
これだけで動くのだろうか?と期待と不安の入り乱れた心境でビスとインシュレーターを取り付け、アームにカートリッジも付けた。
電源を入れ、サーァ!フルオートのスタートボタンを押した。
ヾ(≧▽≦)ノ動いた!LP盤の正常値に着地に成功し、トレースを始めたので、キューイングボタンでUPもOK!エンディングのオートリターンにも成功
Laxman L-5のPHONO入力し、廃棄処分も考えていたSL-1600MK2が見事蘇りました。
ベルトドライブのYP-700Cのベルト切れが心配でDDドライブのプレーヤーにしたはずなのに、アーム専用のモーターへのベルト切れに悩まされていました。
感動を伝えたくて、長文になり申し訳ご座いません。


by shirousagi (2015-01-13 21:57) 

まめぞう

☆shirousagi様
コメントありがとうございます。直って良かったですね!(*゜▽゜)ノ

そうなんです、問題は交通費なんですよね。
私の場合は現在会社勤めで御徒町まで定期券があるから良いのですが、近い将来定年したらどうしましょう、ってぇ話です。思い切って都内に引っ越そうかと思う今日この頃です。σ(^_^;)
by まめぞう (2015-01-14 17:36) 

J.Tsuboya

1981年に購入しました。
このプレーヤーだけは捨てられず(使っていないのですが)
いまだに所有しています。
電気的な知識皆無ですが、貴ブログを参考にベルトを
交換してみようかと思います。
情報開示頂き有り難うございました。

by J.Tsuboya (2016-01-26 14:44) 

まめぞう

J.Tsuboyaさま
コメントありがとうございます。
ご検討をお祈り申し上げます!(^▽^)/
by まめぞう (2016-01-26 20:04) 

tama

もう30年なんですね、私もSL-1600MKⅡ持ってるんですが、使わなくなって十数年・・・数年ぶりに使ってみようかなと思ったところターンテーブルもアームも動かず困ってました、最近はまたレコード人気の復活で安価なターンテーブルも売られているようですが、捨ててしまうのはあまりに惜しくて、修理するところがないかなぁと長い間悩んでいたので、この記事に喜んでいます。物置と化した部屋の奥に眠っているのですぐにとはいかないだろうけど、自分での修理、チャレンジしてみようと思います・・・ちなみにパネルもアームもざらざらした感じでしたが、どんな磨き方が適切なんでしょうか?

by tama (2016-09-12 19:13) 

いちろう

いつもブログを楽しく拝見しております。ありがとうございます。
お忙しい所、大変恐縮なのですが、修理のことで相談があります。
このプレイヤーと同じタイプSL-Q33を使用しているのですが、ジャンク品を入手しベルト交換して暫く快調に使用していたのですが、ベルトが切れていないにも関わらず、よくある故障①~⑥になってしまいました。プロに任せる前に、なんとかなればと思い相談させていただきました。重ねて恐縮なのですが、何かしら回答して頂けると幸いです。
by いちろう (2017-07-01 21:47) 

まめぞう

☆いちろう様
すみませんが、現物が手元にある訳ではないのでお答え致しかねます。
故障はケースバイケースで色々です。現物を見なければ分かりません。
それと、色々考えがあり、現在技術的なご質問にはお答えしておりません。

ところで、「プロに任せる前になんとかなれば」って何でしょうか?

安く上げたいって事でしょうか?

便利屋サイトじゃありませんよここは。
甚だ失礼でしょう。冗談じゃありません。

当方、あくまで趣味で、生業としていないだけで、色々電気関係の資格持ってます。隠れプロなのですが。

SL-10のナンバーワンレストアラーとか言って、電気の事を何も知らないのに、得意になってるド素人の、あのお方とは次元が違うのです

もしや、あのお方ですか?

by まめぞう (2017-07-02 18:47) 

gto

ヒマにまかせて、テクニクス・プレーヤーの記事を渉猟していましたら、こちらにたどり着きました。せっかくの有意義で楽しそうな交流が、「プロに・・・」で白けて途切れちゃいましたね。残念です。年金暮らしの私も、SL-1600mk2を入手して、あの世に行く前に一度、音を聴いてみたいものです。(現在、SL-QL1しか持ってませんので・・・)
by gto (2018-12-01 17:57) 

柿坂清次

最近SL-1600mk2を入手して電子回路が沢山作業している機種ともしらずLPを1回聞いただけなのに演奏が終わりリピート機能が働かず
その場でアーム上がり回転だけがしていましたのでアームを無理やり
元に戻すしたのが原因かわかりませんが不満最高で利用していました
昨日原因不明でアームが元の位置に戻りましたが今回は演奏が5秒くらい
したらアームが元にもどり視聴できません
10回くらいしか操作してなくて不満いっぱいです
出荷の際の検査済みとの事どうしようもないじょうたいです
以上の現状を理解の上でそちらで修理できませんか?
宜しくおねがいいたします。
by 柿坂清次 (2020-05-06 04:02) 

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