ホール電気音響設備調整用テストテープ [テープデッキ]
近所のリサイクルの、オープンテープの山の中から発掘。
個人的に大好きなScotchの206。500円でした。
裏返してみたら・・・
えっ、何だこれ。
日本音響コンサルタント協会といえば、
現在のニチオン(日本音響エンジニアリング)の前身・・・でしたよね?
へぇ、こんなのあったんだ。
収録内容はご覧の通りで、再生してみたのですが。
「このテープは、日本音響コンサルタント協会が、放送文化基金の助成を得て制作
したものです。」
というアナウンスから始まり、1KHzや10KHzの信号音、森繁久弥の朗読、わらべ歌やら、
ポップスオーケストラと称したラテン音楽が収録されています。
最後にヘイ・ジュード。妙にポールモーリアっぽい演奏。でもアイヌの民族楽器ムックリが
びよ~んと鳴って奇妙なマッチング。
んでもって、要所々々に・・・
「再生レベルを加減して、歪み、音量感、再生レベルの限界などチェックしてください。」
とか、
「聴取レベルと、出力計の針の振れとの関係や、壁や天井からビリつき音が聴こえないか
どうかも、調べてください。」
というアナウンスが流れ、とにかくそう言う事らしいのです。
なんだかとてもアバウトですが(笑)。
テープを箱から出してみれば。
リーダーテープの矢印に注目。
この方向に再生せよ、という事ですね。
つまりこのテープはマスター巻きです。
左のリールへ巻き戻して・・・
元のリールに。再生しながら巻きます。
再生が終われば、このようにキレイに巻き取られる、というわけ。
早送りや巻き戻しだと、リールの振動やら何やらで、キレイに巻けないんです。
マスター巻きは、オープンデッキ使いの基本ですね。
時代の産物というか、とても貴重なものを入手出来、ラッキーでした。
最後までありがとうございました!m(__)m
2トラ38の音がデジタルと違って余裕が感じられるのは何ででしょうか?
オーディオって不思議ですよね。
by オリチー (2020-08-23 15:07)
☆オリチー様
おっしゃる通りで。不思議ですよね。
何でしょう2トラ38の余裕。
最近はCDをライントランス経由で録音する、というのにハマってます。(≧▽≦)
by まめぞう (2020-08-23 15:28)
昔々、子供の頃、このようなモノがウチにもありました。
親父が買ったのでしょう。大人になって大型コンピュータを
さわる仕事で、これに似たような形のモノをさわりました^^;。
by sakamono (2020-08-27 20:18)
☆sakamono様
ありましたありました!
大きな部屋に大型冷蔵庫みたいなコンピューターが並んでて、傍らで10号リールのテープが回ってました。
あれって、HDDが無かった時代にテープがその役目をしていた、って事なんでしょうね。
時代は変わってHDD、いまやSSDですから。
いやはや、すごい時代になったものですね。
by まめぞう (2020-08-28 11:20)