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ホール電気音響設備調整用テストテープ [テープデッキ]



近所のリサイクルの、オープンテープの山の中から発掘。





個人的に大好きなScotchの206。500円でした。

テストテープ 日本音響コンサルタント協会 (1)_R.JPG


裏返してみたら・・・

テストテープ 日本音響コンサルタント協会 (7)_R.JPG


えっ、何だこれ。

日本音響コンサルタント協会といえば、
現在のニチオン(日本音響エンジニアリング)の前身・・・でしたよね?

へぇ、こんなのあったんだ。

収録内容はご覧の通りで、再生してみたのですが。

「このテープは、日本音響コンサルタント協会が、放送文化基金の助成を得て制作
したものです。」

というアナウンスから始まり、1KHzや10KHzの信号音、森繁久弥の朗読、わらべ歌やら、
ポップスオーケストラと称したラテン音楽が収録されています。
最後にヘイ・ジュード。妙にポールモーリアっぽい演奏。でもアイヌの民族楽器ムックリが
びよ~んと鳴って奇妙なマッチング。

 
んでもって、要所々々に・・・

「再生レベルを加減して、歪み、音量感、再生レベルの限界などチェックしてください。」

とか、

「聴取レベルと、出力計の針の振れとの関係や、壁や天井からビリつき音が聴こえないか
どうかも、調べてください。」

というアナウンスが流れ、とにかくそう言う事らしいのです。

なんだかとてもアバウトですが(笑)。



テープを箱から出してみれば。

テストテープ 日本音響コンサルタント協会 (6)_R.JPG


リーダーテープの矢印に注目。

この方向に再生せよ、という事ですね。

つまりこのテープはマスター巻きです。


左のリールへ巻き戻して・・・


テストテープ 日本音響コンサルタント協会 (8)_R.JPG


元のリールに。再生しながら巻きます。


テストテープ 日本音響コンサルタント協会 (9)_R.JPG


再生が終われば、このようにキレイに巻き取られる、というわけ。
早送りや巻き戻しだと、リールの振動やら何やらで、キレイに巻けないんです。
マスター巻きは、オープンデッキ使いの基本ですね。


テストテープ 日本音響コンサルタント協会 (5)_R.JPG


時代の産物というか、とても貴重なものを入手出来、ラッキーでした。



最後までありがとうございました!m(__)m




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オリチー

2トラ38の音がデジタルと違って余裕が感じられるのは何ででしょうか?
オーディオって不思議ですよね。
by オリチー (2020-08-23 15:07) 

まめぞう

☆オリチー様
おっしゃる通りで。不思議ですよね。
何でしょう2トラ38の余裕。
最近はCDをライントランス経由で録音する、というのにハマってます。(≧▽≦)
by まめぞう (2020-08-23 15:28) 

sakamono

昔々、子供の頃、このようなモノがウチにもありました。
親父が買ったのでしょう。大人になって大型コンピュータを
さわる仕事で、これに似たような形のモノをさわりました^^;。
by sakamono (2020-08-27 20:18) 

まめぞう

☆sakamono様
ありましたありました!
大きな部屋に大型冷蔵庫みたいなコンピューターが並んでて、傍らで10号リールのテープが回ってました。
あれって、HDDが無かった時代にテープがその役目をしていた、って事なんでしょうね。
時代は変わってHDD、いまやSSDですから。
いやはや、すごい時代になったものですね。
by まめぞう (2020-08-28 11:20) 

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