SLもおかに乗ってみた 10月24日 茂木⇒下館

SLもおか号は、定期運行している貴重な路線のひとつ。

始発駅の下館は、我が家から30分で行ける場所。 

近いといつでも乗れると思うからか行きませんねぇ。

東京の人が東京タワーに行かないのと一緒かな。 

おっと、今はスカイツリーでしたね。 

 

 

 

 

そんな訳で、やってきました茂木駅。

ここから帰りの列車に乗る事に。 茂木⇒下館の運賃は￥1030、SL追加料金￥500。

 

 

 

 

随分早く着いてしまったので、列車はまだ待機線。

ちょうどターンテーブル（転車台）で機関車が向きを変えたところですね。

 

 

 

 

都会ではもう見られない木の枕木。しかもレール固定は犬釘。

 

 

 

 

 

 

この駅は転車台がど真ん中にあって、本線と並行した待機線に仕込まれている効率的なつくりです。

 

 

 

する事がないので、駅前でアユの塩焼き￥350を美味いうまいと食べていたら・・・

 

 

 

 

なにやら駅が騒がしいというか、みんな何か落ち着かないというか。

 

そそくさと食べ終え、ホームに入ってみれば・・・

 

 

いつの間に入線してた。 いや～一番いいところを見逃してしまいました。

 

 

 

運転台。カッコいいですね。

 

 

 

 

動輪。メカニカルちっくで超精密。何とも言えない高級感。

 

 

 

 

 

秋が深まって来ましたね。栃木のこの辺りだと初冬って感じでしょうか。

 

黄昏へと傾きゆく柔らかい陽射しを背に、たなびく煙が絵になりますね。

 

 

 

 

 

 

出発進行！(・◇・)ゞ 

 

汽笛が轟きます。 

 

 

 

 

出発後、いきなり最大の難所、天矢場の峠越えです。

次の駅、天矢場までは25‰の連続勾配。しかも天矢場駅直前では33‰にもなります。

丹那トンネルが出来る前の、東海道線最大の難所が御殿場越えの25‰ですからねぇ。

この天矢場峠は蒸気機関車にとって如何に過酷かという事ですよ、ええ。 

 

 

 

 

ぐんぐん登って行きます。 

 

解像度がいまいちですが、勾配標に注目！ここから33‰です。

 

数字だけだと実感が湧きませんが、33‰というのは地下鉄が地上に出る時の勾配とほぼ一緒です。 

 

 

 

 

 

煙もドレンも盛大に上がっているのに、スピードがどんどん落ちて行きます。 

息も絶え絶え、やっとの思いで登ってゆくのです。 今にも止まってしまいそう。頑張れ！涙腺がヤバいです。

ケイシー・ジュニアなどという言葉も脳裏をよぎります。 

 

 

 

 

蒸気機関車が生き物のように感じられる瞬間です。

 

 

 

我に返りズボンを見れば、煤が・・・

 

 

 

これも醍醐味ってやつです。窓なんか閉めちゃぁいけません。

音も振動も匂いも、全身全霊で感じながら乗りましょう。

 

 

 

 

車窓からは福島幹線が。

4条500キロボルト（50万ボルト）の威容！

 

 

 

これ、福島第一と第二原発から来る送電線なのだけれど、事故で止まっているから流れていないのかな？

でも先日、中間の新古河変電所で高電圧特有のコロナ放電の音が聞こえた、という情報を聞いたから別の

用途に代用してるのかな。例えば東北電力から電力融通してもらってるとか。

そういえば新潟の柏崎苅羽原発からは8条1000キロボルト（100万ボルト）の送電線があるとか。一度近く

で見てみたいなぁ・・・

 

 

などと、機関車と関係のない事を考えていたら、あっという間に下館駅に着いてしまいました。

全身全霊とか言っておきながら、色々なものに心を奪われて、どうも散漫でいけません。

 

 

ちなみに車内放送にはハイケンスつき。

 

汽笛、振動、煙、匂い、ハイケンス。あちこちに涙腺がヤバくなる要素満載です。 これで￥500は激安。

 

 

 

 

この後、SLもおか号はディーゼル機関車に牽引されて、茂木へバックで後戻りして行きます。 

ちなみに回送ではなく、茂木行の普通列車としての運用で、追加料金なしで乗れます。

部活帰りの学生さんもちらほら。 

 

 

 

 

 

さて・・・

 

先日乗った東北新幹線はやぶさ、

仙台⇒大宮、営業キロは321.5km、所要時間は1時間8分、平均速度は283.7km。 

 

今回乗った真岡鉄道、SLもおか、

茂木⇒下館、営業キロは41.9km、所要時間は1時間30分。平均速度は27.9km。

 

 

新幹線速いですね～、SL遅いですね～。速度に10倍もの差があるんですね。

 

 

遅くても、こりゃ楽しい鉄道ですね。また乗ろうっと！

何千円も出してテーマパーク行くより断然良い！たったの￥500。

なんと素敵なアトラクション・・・じゃなかった。これ本物ですよ本物！

 

 

 

最後までありがとうございましたぁ～。m( __ __ )m 

 

 

コメント 6

前記事の新幹線に乗り遅れてしまいました。
新幹線と鈍行と、どちらもいいですね ＾＾
気分的には鈍行だけど乗り心地では新幹線だし、迷います。
ちなみに北陸新幹線は乗りました。
もちろん普通席でしたけど （＾＾；

by なかちゃん (2015-10-26 09:38) 

私はまだ汽車に乗ったことが無いんです。
いつかチャンスがあれば・・・
by たいへー (2015-10-26 09:48) 

懐かしいですねぇ～～。
トンネルン入る度に窓しめて・・・・風流なこと言っている場合じゃござんせんよ。買い出し列車思い出しました。
これで５００円？もうか号、儲かりまへんな。
by okko (2015-10-26 16:06) 

皆様へ

コメントありがとうございます。
すみません、いろいろドタバタしておりまして。(^▽^;)

☆なかちゃん様
北陸新幹線いいですよねぇ。個人的に一番乗りたい新幹線です。
立山、黒部、ホタルイカ！
美しいもの、おいしいものが沢山ありますね！＾＾

☆たいへ～どの
ぜひ乗っておくんなまし。
チャンスをわざわざ作って乗る価値はあると思います！＾＾

☆okkoおねいさま
買い出し列車ですか。もちろん私は体験した事はありません。＾＾；
汽車や客車に無数の人が鈴なりに乗っていた（しがみついていた？）映像は見たことあります。 あれ、よく落ちなかったと思います。今のJRだったらまずやらせないというか、発車しないでしょうね。＾＾
by まめぞう (2015-10-30 05:08) 

重厚ですねー。まさに鉄の塊が走っているよう。運転台の、このメカニカルな
感じがとても良いです。機械に疎くても、雰囲気は分かります＾＾；。
そう言えば、木の枕木って、もう見ないですね。
by sakamono (2015-10-30 23:06) 

☆sakamono様
最近は山手線などで樹脂製の枕木なども見かけますね。
関係ありませんけど、骨折したときの、「添え木」 も最近見ないですね。
今や濡らして巻くと自然に固まる樹脂ホータイになっちゃって。
中学生の頃骨折したときは添え木でした。33歳の時に骨折した時は樹脂でした。
そういえば樹脂包帯が出来るまで、石膏（セメント？）で固めるギプスってのもありました。
あれれ、これって枕木の変遷と一緒ですね。ヾ(≧▽≦)ノ

by まめぞう (2015-11-01 10:08)