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スピーカーの木部仕上げ YAMAHA NS-250 ぽんせんべい レストア その2 [スピーカー]


前記事で割愛した、スピーカーの木部のレストアです。

せっかく写真撮ったから、勿体ないという事でアップします。

これって典型的な貧乏性っすね。。。( ̄▽ ̄;)






まず、サンドペーパーで表面を整えます。 
番手は、キズや汚れの有無や度合、材質などを勘案して決めます。
今回は♯240。
闇雲に擦ってる訳じゃないですよ。全体的に擦りながら、色々と表面の状態を見ながら、
加減しながらです。ゆっくりコツコツとやります。
ピンポイントでここは汚れやキズが取れるまで削るとか、ここは軽く擦ってとか。
とにかく、長年使われた木製品は汚れていますので、ひと皮むかないとダメなんです。あと、表面にクリア塗装が吹かれていたりしますので、取り除かないと塗料が馴染まないというか浸透しないというか(これが主な目的です)。まぁ色々です。現物を見て判断します。

YAMAHA  NS-250 ポンせんべい 木部仕上げ (1).JPG



サンドペーパーではできない、混み入った部分は、スチールウールを使います。
矢印の近辺、意図時に強く擦ってます。コーナー部分は手が触れることが多いので。
皮脂で汚れている事が多いのです。

YAMAHA  NS-250 ポンせんべい 木部仕上げ (2).JPG



磨きカスを入念に除去後、オイルを塗布します。
一般的なオイルステインではありません。諸般の事情により銘柄は内緒。
木の塗装にお詳しい方でしたらピンと来ると思います。
刷毛は使いません。塗るというよりはすり込む、といったイメージでしょうか。
手袋は必須です。指や爪が汚れる事を気にせずにオイル塗りに没頭出来ますので。

YAMAHA  NS-250 ポンせんべい 木部仕上げ (3).JPG



しばらく放置、乾燥させた後、ウェスで拭き取ります。
その後、別の作業がありますが今回は非公開。色々あるんですよ。ネットの世界は。

で、その処理後、ワックスで仕上げます。
ワックスといっても、住宅の床用などではありません。諸般の事情により内緒。

木の塗装にお詳しい方でしたら、もうお分かりだと思います、ハイ。(^▽^)/

YAMAHA  NS-250 ポンせんべい 木部仕上げ (4).JPG


こんな感じの、落ち着いた仕上がりに。

YAMAHA  NS-250 ポンせんべい 木部仕上げ (5).JPG





YAMAHA  NS-250 ポンせんべい 木部仕上げ (6).JPG



小キズが多かった前記事の写真(クリックで写真へ飛びます)と比べてみてくださいな。



先述した、コーナー部分もいい感じ。キリっと、且つ落ち着いた感じに仕上がりました。


YAMAHA  NS-250 ポンせんべい 木部仕上げ (7).JPG



グリルを付けたら、格調高いですね。良い時代の製品です。

YAMAHA  NS-250 ポンせんべい 木部仕上げ (8).JPG


セッティングとかアンプとの組み合わせとか、とっかえひっかえ色々試したのですが。

結局南極放送局 (古っ ^^;)、
同年代の、YAMAHAのレシーバー、CR-311(出力30W)と組み合わせ、後方にスペースを
充分にとったうえで、テキトーな台 (過去記事でホームセンター購入の踏み台) に置いたら
良い感じに。トーンコントロールで音がコロコロ変わります。これが楽しいのなんのって。
だいぶ以前に同じ機種で同じ事をしていましたね。過去記事です
そう、人はやる事なす事、延々と繰り返すのです。一向に進歩しないのです。(≧▽≦)



さてこのスピーカー、ものすっごく能率が高い (100dB以上) ので、大出力アンプだと、
じゃじゃ馬億万長者に (これまた古っ ^^;)  なってしまいます。

YAMAHA  NS-250 ポンせんべい 木部仕上げ (9).JPG


そんな訳で、古いスピーカーと古いアンプで、トーンコントロールとかラウドネスとか、
調節するのは楽しいですねぇ。あっという間に日が暮れて夜が明けちゃう。

ところで、CR-311で遊んでいますけど、これとNS-250の組み合わせって、ラウドネス
ONがデフォルトで、あとはトーンコントロールで楽しくやって頂戴な!って感じです。
まるでポンせんべいの為にチューニングされたようなCR-311。いやいや本当ですよ。
抜群の組み合わせみたい。マジ良い感じです。ご興味のある方は是非お試しを。


最後までありがとうございました。m(__)m


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ゴーパ1号

おはようございます。
良い時代の製品。よくわかります。
ピアノもずいぶん変わってしまいました。
by ゴーパ1号 (2018-09-02 07:12) 

まめぞう

☆ゴーパ先生
生産効率とか色々あるのでしょうけれど。
最近のギブソンなど、う~ん、これじゃダメだよなぁ。。。
などと思っていたのですが、そうこうしているうちに会社そのものがダメになってしまいました。( ̄▽ ̄;)

by まめぞう (2018-09-02 09:04) 

拳客の奥様

木のワックスは、色の付いている防腐効果のあるモノ?
艶良くなりましたね^^台所用のスチールウールか~
色んな使い方有りますね( ^ω^ )
by 拳客の奥様 (2018-09-03 08:03) 

まめぞう

☆拳客の奥サマ
スチールウールは昔から下処理の鉄板ですね。曲線部分や入り込んだ部分で重宝します。ただ、削りカスと共に鉄粉が出ますので、念入りに取り除かないと後で赤錆が。
ワックスは透明のやつにしています。防腐効果は分かりませんが、とにかく使いやすくて仕上がりがキレイ。15年くらい前から愛用しています。(^_^)v
by まめぞう (2018-09-03 13:09) 

Buji

こんばんは。いやいや素晴らしい作業です。プロかと。。。
前記事も拝見しまして)これ面白い構造してますよね。元は楽器用のユニット?背面も大きく開放してるし、エンクロージャというよりはユニット取り付け枠?みたいな設計なのかな。

少し逸れますけど、昔のスピーカーって今のものに比べて奥行きが小さくてカタチが優しいです。現代の横幅よりも奥行きが大きいみたいなカタチは威圧的で...なんだか兵器みたい。。。
by Buji (2018-09-03 20:57) 

まめぞう

☆buji様
さすが、お察しのとおり、この時期のヤマハの平面ユニットはエレクトーン用に開発されていたみたいですね。(*^-^*)
ところで一連の作業ですが、これ怪しさ全開でして。
当方、電気系の資格複数持ってますが、本業は関係ないサラリーマンでして。
資格を取ったのは30年以上前なので、今ではそんなもの無いに等しいのでして。
デジタル時代に取り残された、ただのオジサンなのです。(≧▽≦)

by まめぞう (2018-09-04 21:44) 

たいへー

折角だから、手作りで専用スタンド作りましょうよ。
材質によって音が変わって面白いですよ。
さあ、ホームセンターに走れ!! (笑
by たいへー (2018-09-07 07:46) 

拳客の奥様

キャー~(*´ω`*)諭吉が飛んでいく…
たいへーさんも、焚きつける!

by 拳客の奥様 (2018-09-07 20:25) 

まめぞう

☆たいへ~どの
それがですね、この写真の踏み台がメチャ凄いクオリティでして。
ひのき材なのですが。ガッチリしてビクともしません。
スタンド作る気になりません。これ以上のものを作れる気がしません。
ってな訳で、そういう訳!(≧▽≦)

by まめぞう (2018-09-10 18:25) 

まめぞう

☆拳客の奥サマ
いやいや、それがですね、、(^_^;)
上記のような訳でして。
ホームセンターのクオリティって凄いですね。
ご期待に添えず申し訳ございませんです(笑)。

by まめぞう (2018-09-10 18:29) 

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