LUX ラックス SQ77T 修理 ボリューム交換 マルツR1610G 驚きの高品質&高音質 SQ-77T [アンプ]
何だか忙しくってねぇ~
蔵出し記事ですみません。m( __ __ )m
ラックスのSQ77Tという、古い古~いアンプを入手。
もう50年近く前の、トランジスタ初期の製品。
リアヴュー。
とりあえず完動品なのだけれど、ボリュームのガリがひどい。洗浄しても治らない。
回す角度によって左右の音量にバラつき。全然ダメ。
思い切って交換する事に。
中の様子。上から。
あれれ?丸い穴の部分には銀色のデカいコンデンサが林立している筈なのに、無い。
ヒューズの右にあるのが交換されてるのは分かるけど・・・
下から。
いたいた。交換されて穴の裏に収納されてた。コンデンサはどんどん小型化されてますからね。
真空管アンプのシャーシみたいな雰囲気。最近見ない立体配線。
ボリュームはここ。
左のバランスボリュームと比べて何だか新しい。交換歴あり?
Aカーブ・50KΩの表示が見える。
ボリュームの交換は、まずツマミを引っこ抜き・・・
パネルを外して行います。
さて、今回用意した部品はマルツオリジナル・R1610G。詳細はココをクリック!
WEB価格はたったの@157円!これはシャフト長が15mmだけど、今回は同じ型番で20mmのを使用。アキバの店頭で買ったけど、さらにお安い@140円!
このボリューム、前から気になっていたのだけれど、何しろ価格を超えた驚きの高品質&高音質なのだそうで。
何でも数千円する著名メーカーのものより良い音がするという巷の評判。本当かな?
左がR1610G、右がアンプから外したもの。
かなり頼りないというか。どう見ても右の方が良い音しそう。
交換取り付け完了。
A503の表示は、Aカーブ、50×ゼロ3桁=50,000Ω、つまり50KΩ。
例えばB102だったら、Bカーブ、1KΩって事。
バスト102cmじゃないよ~d( ̄∇ ̄*)☆\(-- ツマラン!!
ちょっと心配な見た目。こんなので本当に良い音するのかな。
まぁ良くなかったら別のに変えるか、元に戻せばいいし。
さて、試聴。
おや?これは驚いた。何ですかこの透明感は。見通しがぐっと良くなって、歪み感も無くなってる。おまけに無音時のサーというノイズも減っちゃった。
それと・・・情報量が明らかに増えてます。音がスピーカーからパンパンはじけて飛んで出て来る感じ。
こんなに変わるんだったら、交換前の歪みとかF特とか残留ノイズとか、いろいろ測定しておけば良かったな。「どうせプラセボでしょ」なんて言われそうだし・・・(^▽^;)
さらに特筆すべきは、回した感触がすごく良い。絹のように滑らかです。このアンプの金属削り出しツマミとは相性が良いみたい。何とも言えない高級なトルク感。まるでジェフ・ロウランド。
全てが上品にして上質。この価格でどうしてこんなモノが作れるんだろ?
そう言えばWEBで、「これって見た目と価格で損してるよな」 って書いてた方がいたなぁ。
いや~目からウロコでしたよ。本当にビックリ。
最後までありがとうございました。m( __ __ )m
こんにちは
以前ラックス707の記事にコメントした者ですが、その後もちょくちょく拝見させてもらっています。
電気の世界は面白いですね!
200円もしない部品の交換で音が向上するなんて夢がありますね。
うちのラックス707はボリュームの軸が微妙に歪んでいるようなので交換を考えちゃおうかな?
…なんてことを考えてしまいました(;^_^A
by O-嵐 (2012-04-11 16:49)
電気、電子の知識のある人がうらやましい、故障した商品を直すというか再生するというのは気持ちいいでしょうねー!
by めもてる (2012-04-11 17:14)
いつもよりも軽い印象の工作記事ですね。
野にも出ましょうよー。いい季節ですよー。
by 春分 (2012-04-11 18:06)
ラックス・・・見ているだけでワクワクします。
個人的に、憧れのメーカーだったからでしょう。
今でも倉庫に眠っている、38FDとL100の2台。
本当は、師匠のような方に使っていただければ、機械も
幸せなんでしょうけどね。
by horigon (2012-04-11 18:40)
アンプの中ってこんなにスカスカなんですね。
(目の付け所が違ってますねー)
by 雅 (2012-04-11 20:46)
トロイダルの電源ですかね?
当時は流行っていましたね。
by こうちゃん (2012-04-11 21:31)
また、新品状態ですね、、☆彡
by ハギマシコ (2012-04-11 22:54)
その内、博物館にでもなりますよ。
修理後は、ネット販売するとか・・・(笑
by たいへー (2012-04-12 07:40)
SQ707を所有していますが、なんとなく気のせいかもしれませんが
ゆったりした気分になります^^
by UNCLE (2012-04-14 18:28)
50年前のアンプも蘇るんですね。
いいなぁ、自分で修理できるなんて。
なんだったんでしょうね、ヴィンテージを馬鹿にしたような
あのPSE法って。
完全に消費者を無視した法ですよね。
経済ばかり優先して。
地デヂなんかも、、、、、。
by urei16200 (2012-04-24 08:22)
☆urei16200さま
そういえばありましたね~PSE。
最近とんと聞かなくなりましたが・・・
地デジもしかり、衛星放送のチャンネルにいくらでも空きがあるのに。
そこに振り分ければいいだけの話ですよね。
利権がらみなんでしょうけど。スカイツリーもねぇ・・・
まぁあれはあれであっぱれな技術とは思いますが。^^;
by まめぞう(エルモ改め ^^; ) (2012-04-24 12:56)
東京光音やアルプスの安価なモノよりは価格以上の遥かに良い音がしますよね。
by artfuldodger3 (2013-10-18 16:46)
☆artfuldodger3様
コメントありがとうございます。
交換後1年半ほど経過しましたが、耐久性も全く問題ないみたいです。
見た目もう少し高級感あれば3倍程度の価格でも売れるかと・・・(^-^)
by まめぞう(エルモ改め ^^; ) (2013-10-19 07:52)
SQ707とSQ77をゲットし色んな音楽を楽しんでます。ここのページを参考にしてます。SQ77は知合いにメンテ依頼して音だしまで済んで同じ症状音を絞っても僅かに音がでているらしく同じ症状のようです。マルツオリジナR1610Gのことを連絡してみます。ありがとうございました。今後も楽しみに拝見しております。
by 伊藤昌篤 (2014-09-25 11:33)
☆伊藤昌篤様
ギャングエラーはもうボリューム交換しか手立てがないですよね。
それにしても日本製部品の品質の良い事といったら!
・・・と書きたいところですが、このR1610はたしか支那製だったかと。
もっとも設計・指導は日本で、作ってる機械も日本製。現在大陸も半島も先行き不透明ですから、これからどうなるやら。
by まめぞう (2014-09-26 16:05)
ブログ主さま
ギャングエラーについては問題無いでしょうか??。
このシリーズの唯一の欠点!?がギャングエラーの大きさ・・・と
ネット上でも認知されているようですけれど・・・。
でもまあ自作用途なら
一連タイプをチャンネルごとに使えばこの欠点も消え失せるので
・さらにバランスコントロールも兼ねられて一石二鳥!?・
確かにとにかくある意味驚異的な製品といえるかも・・・。
また
このシリーズは同ショップのオリジナルでは無いですよね??。
他店でも販売しているところをご存知の方がいらっしゃいましたら
どうぞ教えて下さい・・・よろしくお願い致します・・・。
by ふににょ~る (2015-02-20 13:43)
☆ふににょ~る様
結局この後、色々考えて某アルプスの製品に戻しました。
この記事を書いたのは3年前です。ギャングエラーとか言われても、もはや当方訳の分からない別の方向に行ってまして、すでにこの部品には興味がありません。現在まったく別の事をしてます。ご期待に沿えるようなお答えが出来なくて申し訳ありません。m(_ _)m
by まめぞう (2015-02-20 22:37)