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笹巻けぬきすし @神田小川町 [グルメ]


 
東京は御茶ノ水の楽器屋へ行ったついでに坂道を下りて寄ってきました。
ニコライ堂の通りを靖国通りの近くまで歩いた右側にありますよ。
 
 
 
 
 

 
笹巻きけぬきすし (1).JPG 
 
 
ここに初めて来たのは25年ほど前でしょうか。 
とにかく有名なお店ですから詳細な説明はいたしません。 
 
 
元禄15年(1702年)創業との事。
両国で華屋与兵衛が現在の形に近い握り寿司の店を出したのが文化7年(1810年)だから、それより
100年ほど古い、という事ですね。創業者の松崎嘉右衛門と言う人の先祖はお公家さんだったそうで。
寿司の佇まいが何となく上方風に感じられるのはそのせいでしょうかね。 
 
 
良い感じにかわいらしい包みですね。
 
笹巻きけぬきすし (5).JPG
 
 
包装紙を外します。
 
笹巻きけぬきすし (6).JPG
 
 
今時珍しい経木の本格的な箱に、一つ一つ丁寧に笹に巻かれて入ってます。
 
笹巻きけぬきすし (8).JPG 
 
 
一人前7カン入り。
ネタは季節によって変わりますが、今回は鯛、海老、小鰭、おぼろ、玉子、干瓢巻き×2
 
 
 
海老。
巻きと呼ばれる車海老の小ぶりなやつだそうです。 
 
笹巻きけぬきすし (10).JPG
 
 
鯛。
・・・だと思うのですが、違ってたらゴメンナサイ。 
 
笹巻きけぬきすし (11).JPG
 
 
小鰭。
こりゃすごい。噛めば噛むほど旨味がしみ出してくる感じ。こんなコハダはなかなか無いですよ。。
世の中、やれ新子だの、やれ浅〆だの、何だのと言ってますが、これは次元が違う。
塩でしっかり殺して酢でしっかり〆て、これがコハダの真骨頂!素敵に美味しいです。
 
笹巻きけぬきすし (13).JPG
 
 
玉子。
だしの香りがふわっと心地よく香ります。
 
笹巻きけぬきすし (9).JPG
 
 
おぼろ。 
感動的な美味しさ。 とても心のこもった優しい味がします。 
思わず、「これは何のおぼろですか?」 と電話してしまいました。(^▽^;) 
海老と白身魚と黄でんぶだそうです。 突然の不躾な問い合わせ、お忙しいところありがとうございました。
 
笹巻きけぬきすし (12).JPG 
 
 
干瓢巻き。
一般的な、姿のままの干瓢がビロ~ンと入っているのではなく、細かく切ってあります。
これは素晴らしい。海苔が良い香りですね。やはり細巻きと言えば干瓢巻きが真打でしょう! 
 
笹巻きけぬきすし (14).JPG 
 
 
冷蔵庫など無かった時代のレシピのまま受け継いでいるそうで。酢も塩もかなり強め。 
当時の保存食みたいなものでしょうか。 買ったらすぐに食べずに3時間ほど置くと塩と酢が馴染んで良い
按配になるのだそうで。今回11時頃に買って常温で都内を持ち歩き夕方家でいただきました。
尤も店内で食べたこと今まで一度もないので比べようがないんですけどね。
今までいつも持ち帰りだったので。 (^▽^;)
 
何しろ個性的で良いすね。どこにも無いスタイル。 
こういうものはずっと受け継いでもらいたいと思いますねぇ。  
 
いや~美味かった。また行こうっと。 
 
最後までありがとうございました。m( __ __ )m 
 


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コメント 14

JG

これは旨そうですね!見かけもキリッとしていて爽やか。今度行ってみたいと思います。
ところで、子供の頃よくピンク色の「でんぶ」をご飯にかけて食べていましたが、このたび調べてみたところ、魚を蒸して小骨をとってもみほぐす、というようなけっこう手間がかかるものだったんですね。
by JG (2015-11-22 09:45) 

めもてる

これは珍しい寿司ですね、チャンスがあったら寄ってみます。
by めもてる (2015-11-22 11:10) 

ゴーパ1号

おちょぼ口でも食べられそうだわ♡
by ゴーパ1号 (2015-11-22 16:28) 

UNCLE

ここは、寄れる時間があれば買いに行きます^^
それと、蕎麦のまつや、カレーの南海のカツカレー!
分厚くないカツカレーが、なんとも言えません。
by UNCLE (2015-11-22 17:23) 

まめぞう

☆JG様
我が家のPC、「きでんぶ」 で変換したら、「貴臀部」 になりました。
どうやら私のお尻に興味があるらしいです。何でしょうねこの変態PC。^^;
かまどにくべて燃やしちまおうかと思う今日この頃です・・・d( ̄∇ ̄*)☆\(--
冗談はともかく、ピンク色の桜でんぶ、子供の頃大好きでした。
炒り卵と桜でんぶのお弁当はご馳走でした!(^▽^)/

☆めもてる様
昨今寿司はミシュランで星とか百花繚乱の感がありますが、300年前から変わらない寿司もあるんですね。今更ながらちょっとビックリです。

☆ゴーパ先生!(^▽^)/
あ、先生にはちょうど良いかもねっ!^^

☆UNCLE様
あ、キッチン南海!王道いってらっしゃいますねぇ!さすがです!
神田界隈は楽しいですよねっ!(*^_^*)

by まめぞう (2015-11-23 10:06) 

okko

この近辺はよくあるきましたねぇ、お姉さまお若い学生時代に。

へ~~、華屋さんって実在の人物だったんだ、それより古いってことは・・
しかし、手を広げないでそのまま今も存在するってことが凄いッすね。
どれも、お土産に頂きたい一品ばかりで・・ご馳走さまでした。
by okko (2015-11-23 15:27) 

moonrabbit

歳を取ると昔ながらの存在に納得することが増えますね。
精神的にはまだまだ若いのですが。。。って書いている時点で。。(笑
by moonrabbit (2015-11-23 20:56) 

まめぞう

☆okkoおねいさま(^▽^)/
ほほぅ、
おねいさまの学生時代と言えばそれはついこの間の事ですね!d( ̄∇ ̄*)☆\(--ぉぃ

ところで与兵衛寿司創業といえば、当時の狂歌にこんなのがありました。

「 鯛平目 風味はいつも与兵衛寿司 買い手は店に待つて折詰め 」

「 混みあひて 待ちくたびれる与兵衛寿司 客ももろとも手を握りけり 」

相当流行ってたみたいです。^^
by まめぞう (2015-11-24 05:49) 

なかちゃん

と~~~っても美味しそうですね ^^
昨日まで3日間、所用で東京にいたので、先に知ってたら買いに
行ってたことでしょう。
妙に残念だ ^^;

by なかちゃん (2015-11-24 10:38) 

まめぞう

☆らび師匠どの!
なるほど、おっしゃる通りですねぇ。^^
あの、年寄りが先祖返りするなんて話ありますけど。子供に戻っちゃうみたいな。
多分それに至る通過点なのではないかと・・・d( ̄∇ ̄*)☆\(--こら

☆なかちゃん様
え?って事は3連休都内にいらしたのですね!
事前に分かっていれば、都内のマニアックなスポットにご案内し、碌でもないご体験をご案内仕りましたのに。これまた妙に残念・・・d( ̄∇ ̄*)☆\(--おい!

by まめぞう (2015-11-24 20:54) 

たいへー

乗っかってる皿も、また可愛い。^^
by たいへー (2015-11-25 07:47) 

まめぞう

☆たいへ~どの
あ、これ百円ショップで……( ̄∇ ̄*)ゞ
by まめぞう (2015-11-25 12:12) 

sakamono

私は知りませんでしたが、実に個性的で美味しそうですね。
「酢も塩もかなり強め」とのコト。そんな寿司も食べてみたい。
でかい小鰭も美味そうです^^。
by sakamono (2015-11-25 21:08) 

まめぞう

☆sakamanoサマ
小鰭美味しいです。ギュッと締まった感じで。しっかり〆てあるのだから当たり前なのですが。ここまでしっかり〆るコハダが今や少ないと思うのです。噛めば噛むほど旨味が。これは小鰭ならではというか。〆鯖とは似て非なるモノというか。小鰭は〆ると美味いというのを発見した人は凄いと思いますねぇ。^^

by まめぞう (2015-11-25 21:25) 

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